埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1554
■ 種類 学会発表
■ タイトル 堂平山観測所における二酸化炭素高濃度事例解析について
■ 著者 武藤洋介    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2012
■ 誌名・巻・号・年 第53回大気環境学会年会、平成24年9月14日
■ 抄録・要旨  埼玉県では、世界的に精度の統一されたWMO標準ガスを基準として、堂平山及び騎西の2地点で二酸化炭素濃度の観測を継続している。堂平山は外秩父山地に位置し、周辺には主要な二酸化炭素の排出源は無く、二酸化炭素濃度の年平均値は騎西よりも14ppm程度低い。ところが堂平山においても、移流によると思われる二酸化炭素濃度の増加がしばしば観測されてきた。一方、堂平山における二酸化炭素濃度は、年平均値で毎年2ppm程度の割合で増加し、月平均値で年間9ppm程度の振幅の季節変化を伴っているため、一定の数値以上を高濃度とすることはできない。そこで、堂平山と騎西における二酸化炭素濃度の差に着目し、堂平山における濃度が騎西よりも高くなった事例を中心に解析を行った。その結果、海陸風の影響により東京湾周辺からの地上風が卓越する夏季の午後の時間帯に、堂平山が高濃度となる事例が多くなる傾向がみられた。│
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